住宅ローンの金利タイプはどう違う?自分にぴったりなローンを探そう

公開日:2023/09/15

ローン

家を購入する際、ほとんどの人が住宅ローンを組みます。ただ、言葉は聞いたことがあっても、中身はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。住宅ローンは、住宅を購入する際に金融機関から受けられる融資のことです。住宅ローンは借りているお金なので、当然金利がかかります。本記事では住宅ローンの金利について詳しく解説します。

住宅ローンの金利タイプについて

金利は、借りたお金に対して支払う利息の割合のことです。住宅ローンには3つの金利タイプがあります。ひとつずつ解説していくので、特徴をおさえておいてください。

全期間固定金利型

全期間固定金利型は、借りる際に決められた金利が、ずっと変わらない金利型です。金利が上がっても、下がっても変わらず、一定の金利を払うことになるので、毎月の返済額は変わりません。そのため、返済計画が立てやすく、将来設計がしやすくなります。ただ、ほかの金利タイプに比べて、高金利となる場合が多いのがデメリットと言えるでしょう。

変動金利型

変動金利型は、金利が固定されず、通常半年ごとに見直されます。全期間固定金利と比べると低金利の場合が多いです。変動金利型は、金利の変動の影響を大きく受けるので、金利が下がれば返済額は減り、金利が上がれば返済額は増えます。

ただ、多くの金融機関の場合、金利が上がったからといって、すぐに毎月の返済額が増えるわけではありません。変動金利では金利が上下したとしても、5年間は毎月の返済額は変わらない5年ルールというものがあります。また、5年が過ぎた際に変更される返済額は、今までの返済額に対して125%までしか上げることができない125%ルールもあります。

変動金利型は、返済金額が上下するので、将来の返済計画を立てづらいのがデメリットと言えるでしょう。

固定金利選択型

固定金利選択型は、全期間固定金利型と変動金利型を合わせたような金利です。契約時に金利を固定する期間を選び、その期間は固定された金利で返済します。固定期間が終了した際は、その時点の金利で変動金利型にするか、固定金利型を継続するかを選べます。

固定金利選択型の固定期間が終了して変動金利に変更した場合、変動金利型のように125%ルールが適用されないので注意してください。金利が大幅に上昇していると、返済額も大幅に増加する可能性があるのがデメリットと言えるでしょう。

一番多く選ばれている金利タイプは?

3種類の金利タイプがあるので、どれにすればよいのかわからないという方も多いと思います。そこで一つの指標として、住宅金融支援機構が、2022年10月に実施した住宅ローン利用者の実態調査の結果を紹介します。この調査は2022年4月から9月までに、住宅ローンの借り入れをした1,500件の方を対象に行われました。

調査の結果、変動型金利型を選んだ方は69.9%、固定金利選択型を選んだ方は20.1%、全期間固定金利型を選んだ方は10%となりました。変動型金利型を選ぶ方が一番多いという結果です。前回は2022年4月に同様の調査が実施され、結果は変動金利型を選んだ方が73.9%でした。

前回と比べると、今回の調査では4%ほど割合は減ったものの、変動金利型の人気は変わりません。時期によって多少変化するものの、変動金利型が一番選ばれているという調査結果がほとんどです。

自分に合った金利タイプ・住宅ローンを見つけよう

一番人気なのは変動金利型ですが、すべての人に適しているとは限りません。それぞれの特徴を踏まえて、自分に合った金利タイプを選択するのが重要です。ここではご紹介した3種類の金利タイプが、それぞれどのような人に合っているかを解説するので、参考にしてみてください。

全期間固定金利型が向いている人

全期間固定金利型は、借りる際に決められた金利がずっと変わりません。そのため、金利の変動が気になってしまう方や将来の計画をきっちり立てたい方に向いている金利型です。

変動金利型が向いている人

変動金利型は金利が固定されず、通常半年ごとに見直されます。そのため、返済期間が短い方や返済額が少ない方に向いている金利型です。また、多くの人に選ばれている金利型なので、人気がある金利型にしたいという方にも向いているかもしれません。

固定金利選択型が向いている人

固定金利選択型は、契約時に金利を固定する期間を選び、その期間は固定された金利で返済します。そのため、教育費など家計に大きく負担がかかる間は金利を固定させて、返済額を安定させたい方に向いている金利型です。

まとめ

本記事では住宅ローンの金利について詳しく解説しました。金利タイプには全期間固定金利型、変動金利型、固定金利選択型の3つがあります。一番選ばれているのは変動金利型ですが、金利型にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

多くの方にとって、住宅ローンは一生に一度の大きな選択となります。住宅ローンを選ぶ際は自分のライフスタイル、家計の状況、将来設計といった、さまざまな要素を踏まえて、自分にぴったりなものを探してみてください。

ただ、住宅ローンや金利型は普段の生活で意識することがほとんどないので、最初はわからないことだらけだと思います。本記事を参考にして、基礎知識を学んだ後は住まいの相談窓口などを利用して、プロに相談してみるのもおすすめです。

大阪でおすすめの住まいの相談窓口5選

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